「カウンティング」という言葉は聞いたことあるけれど、実際どういう行為なのかは知らないという方もいるかと思います。
今回はポーカーのカウンティングについて詳しく解説していきます。
ポーカーでカウンティングする方法やコツ、注意点などもご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること |
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そもそもカウンティングとは?
カウンティングという言葉は聞いたことがあっても、どんな行為かよく知らないという人もいるでしょう。
ここではカウンティングについてご紹介していきます。
カウンティングとは
カウンティングとは場に出たカードを全て覚えておき、残りを数えて次にどのカードがめくれる確率が高いのか、どんな役がつくれるのかなどを計算する行為です。
カウンティングという言葉は、主にブラックジャックで用いられている用語です。ブラックジャックでは、カウンティングの有効性は多くの人に知られています。
ポーカーはジョーカーを除いた52枚でゲームが行われるため、ブラックジャックよりもカウンティングは容易でしょう。
カウンティングは多くのカジノで禁止されている
カウンティングは勝率を上げるために有効な行為ですが、残念ながら現在はほとんどのカジノで禁止されています。
そのため、カウンティングを習得しても本場のカジノでは使用できないことを念頭に置いておきましょう。
実際のカジノでは、ディーラーや他のプレイヤーもいるため話しかけられることなどもあります。
会話をしながらカードを覚えるのは難易度が高いですし、カードを見過ぎてはすぐにカウンティングしているのがバレてしまいます。
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ポーカーでもカウンティングは使える?
カウンティングはブラックジャックやバカラで使用されることが多いですが、ポーカーでも有効なのでしょうか?
ここでは、ポーカーでのカウンティングの有効性や効果などについてご紹介します。
ポーカーでもカウンティングは有効
結論から言うとポーカーでもカウンティングは有効です。
ポーカーは1デッキ(ジョーカー以外の52枚)で行われるゲームなので、当然ながらどのカードも1枚しかありません。
そのため、まだ表示されていないカードから自分が作れる役などを考えて、アクションを選択することが重要です。
表示されていないカードを把握するためには、場に出たカードを覚えておく必要があります。
このことから、ポーカーにおいてカウンティングはある意味必須だとも言えます。
しかしポーカーの種類にもよりますが、基本的にポーカーは他のゲームに比べカウンティングの材料が少ないです。
テキサスホールデムポーカーの場合は、自身に配られた2枚のホールカードと共通の5枚のコミュニティカードしか見ることができません。
それは他のプレイヤーも同じですので、優位になれるほどカウンティングが有効だと断言するのは難しいです。
しかし、作れる役などを考える上では残りのカードの予測は必須ですので、その点ではカウンティングは有効だと言って良いでしょう。
カードが記憶できるのが前提
当たり前のことですが、カウンティングはカードを記憶できるのが前提です。
ポーカーでは数字とスート(トランプに描かれたマーク)の両方を覚える必要があります。
もしどちらかを間違ってしまうと、役が作れる確率を正しく計算することはできません。
場に出たカードを全て覚えた上で、さらにどのアクションを選択するかなどを考える必要があるため、慣れない内はなかなか難しいでしょう。
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ポーカーの種類によって効果が異なる
カウンティングはポーカーの種類によって効果が異なります。
現在主流となっているテキサスホールデムポーカーでのカウンティングは割と一般的ですが、その他のポーカーではあまり知られていません。
場に出るカードが多いほどカウンティングは効果を発揮しますが、前述した通りポーカーは他のゲームに比べ公開されるカードが少ないです。
そのためカウンティングの材料も少ないのですが、ポーカーはその上、種類によってアクションを決めるタイミングも異なります。
例えば変則的なインビトゥイーンポーカーでは、ゲームの初めにメインベットとポーカーサイドベットを決めると、その後はレイズやコールなどのアクションを選択できません。
カウンティングはポーカーでどのアクションを選択するか考えるために必要な行為ですので、選択する機会がない場合や毎回シャッフルされる場合には意味がありません。
テキサスホールデムポーカーでは、コミュニティカードが4枚オープンされる時点まではアクションを決められるため、ポーカーの中では比較的効果が得やすいゲームです。
オンラインカジノではカウンティングは使えない?
ポーカーでもカウンティングは有効であるとご紹介しましたが、オンラインカジノの場合は特殊であるため有効とは言えません。
その理由は、オンラインカジノの場合は対戦相手がプレイヤーではなくディーラーになるからです。
多くの場合、2枚のホールカードと3枚のコミュニティカードが公開された時点で、一度アクションを選択する必要があります。
残りのカードが多すぎるためカウンティングの有効性が非常に低いことに加え、1ゲーム毎にカードがシャッフルされるためブラックジャックのように情報を次のゲームに引き継ぐこともできません。
上記のような点から、オンラインカジノでのカウンティングは有効ではないと言えるでしょう。
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ポーカーにおけるカウンティングの基礎知識
カウンティングの意味や有効性を知って、実際に使ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか?
カウンティングには練習が欠かせませんが、その前にまずは基礎知識を知っておきましょう。
✔︎ ポーカーはゲームごとにカウンティングが必要
✔︎ アウツの枚数を暗記する
✔︎ 2倍4倍の法則を知る
✔︎ カウンティングの専門用語
それぞれ詳しく解説していきます。
ポーカーではカウントアウトが定石
カウントアウトとは、公開されたカードを除外していくカウンティングの方法です。ポーカーのカウンティングではカウントアウトするのが定石です。
ブラックジャックなどでは、カウンティングは数字やスート毎にカウントアップして、デッキ数を踏まえて何のカードが何枚残っているか考えます。
複数のデッキを使用するブラックジャックでは全てのカードを暗記するのは困難なため、カードをグループ分けして数値化し計算しやすくする方法があります。
方法は様々ですが、最もわかりやすい方法は「ハイローシステム」で下記のようにカードをグループ分けします。
7・8・9 = 0
2・3・4・5・6 = +1
場に出たカードに応じて、割り当てた数字を足し引きしていくというシンプルな方法です。
このように他のゲームではカウンティングを単純化することも可能ですが、ポーカーの場合はそうはいきません。
ポーカーではカードの数字とスートを個別にチェックして、残りのカードを予測しながら戦略を考える必要があります。
そのため、ポーカーではカウントアウトが定石とされています。
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ポーカーはゲームごとにカウンティングが必要
繰り返しになりますが、ポーカーは1ゲーム毎にカードがシャッフルされるため、ブラックジャックのように情報を次のゲームに引き継ぐことはできません。
シャッフルされると前のゲームのカウンティングは意味がなくなるため、毎回ゲームごとにカウンティングが必要になります。
カウンティングの有効性は低くなりますが、途中でカウントを間違えても次のゲームに影響しないというメリットもあります。
アウツの枚数を暗記する
アウツとは強い役を完成させるために必要なカードのことです。
例えば、テキサスホールデムポーカーの場合はプリフロップ・フロップ・ターン・リバーの順でゲームが進行します。
そのフロップの段階で、画像のようにホールカードが♠5♥6、コミュニティカードが♥4♣7♦Kだとします。
もし次に3または8がめくれた場合はストレートが完成し、他のプレイヤーがより強い役でなければ勝利となります。
アウツの枚数が多いほど役が完成する確率が高くなります。
ただし、他のプレイヤーが3と8で自分より強い役を完成させる場合はこれらのカードはアウツではありません。
2倍4倍の法則を知る
テキサスホールデムポーカーでは2倍4倍の法則を意識してプレイすることが大切です。
先程もお話しした通り、テキサスホールデムポーカーではプリフロップ・フロップ・ターン・リバーの順でゲームが進みます。
プリフロップの段階ではまだコミュニティカードはオープンされておらず、フロップで3枚のカードが表になり、ターンでとリバーでそれぞれ4枚目と5枚目がオープンになります。
2倍4倍の法則とは、今後カードがめくれる回数にアウツの残り枚数をかけてカードが入手できるおおよその確率を計算できるという法則です。
例えば、アウツについてご説明した際の下記の画像ではアウツは3と8で合計8枚でした。
ターンの場合は、残りはリバーのみなのでカードをめくれるチャンスは1回です。
画像はフロップなので、残りターンとリバーの2回カードをめくれるチャンスがあります。
3と8が出てストレートが完成する確率は以下の通りです。
フロップ 8×4=32 32%
カウンティングの専門用語
カウンティングにはいくつか専門用語があります。
使用する機会は少ないかもしれませんが念のため覚えておきましょう。
デッキ
デッキとはジョーカーを除いた52枚のトランプのことです。
A・2・3・4・5・6・7・8・9・10・J・Q・Kの13枚の数字と♥・♦・♠・♣の4種類のスートで合計52枚1デッキです。
ゲームによってデッキの数は変わりますが、ポーカーでは基本的に1デッキ52枚を使用します。
シュー
シューとはまだ場に出ていないカードを収納するための箱、または箱から直接カードが配れるようになっている道具を指します。
カウンティングでは、このシューの中のカードを把握するのが重要になります。
ディスカードホルダー
使い終わったカードを収納するための場所を「ディスカードホルダー」と言います。
カウンティングが済んだカードの集まりでもありますが、基本的にあまり使用することはない用語です。
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テキサスホールデムポーカーのカウンティングの方法
ポーカーのカウンティングとして一般的なのはテキサスホールデムポーカーです。
ここではテキサスホールデムポーカーのカウンティングの方法についてご紹介していきます。
② フロップで3枚のコミュニティカードが出たら役を考える
③ 役ができる確率を計算する
④ 他プレイヤーの役ができる確率も考える
⑤ アクションを選択する
⑥ ターンで4枚目のコミュニティカードが出たら再度役を考える
⑦ 勝率を考えながらアクションを選択する
① プリフロップでホールカードを確認する
まずは、プリフロップで配られる2枚のホールカードを確認します。
もしこの時にポケットペア(2枚のカードの数字が揃っている状態)だった場合は、同じ数字のカードは残り2枚しかありません。
② フロップで3枚のコミュニティカードが出たら役を考える
フロップで3枚のコミュニティカードがオープンになったら、手持ちの2枚のホールカードと合わせて作れる役を考えましょう。
すでに役がある場合でも、今後カードがオープンになることでより強い役や別の新しい役を作れることがあります。
また、テキサスホールデムポーカーでカウンティングを使う場合には、この時点でホールカードとコミュニティカードをカウントアウトします。
コミュニティカードに含まれている可能性があるカードを把握しつつ、残りのターンとリバーでオープンになる2枚のカードのことも考慮して、作れる役を考えていきましょう。
なお、テキサスホールデムポーカーの役の種類は下記の通りで、上から順に強い役になります。
ハンドランク | 概要 |
同じスートで数字が「10・J・Q・K・A」の組み合わせ
ストレートフラッシュの最上位でハンドの中でも最強 |
|
5枚のカードで数字が連続しスートも揃っている状態
ストレートフラッシュ同士は、最上位の数字が大きい方が勝つ |
|
5枚のカードのうち4枚が同じ数字の状態
「クワッズ」とも呼ばれている |
|
5枚カードの中でワンペアとスリーカードが存在する状態 | |
5枚のカードで同じスートが揃った状態
数字は連続していなくてもOK |
|
5枚のカードで数字が連続している状態
スートは揃っていなくてもOK |
|
5枚のカードうち3枚が同じ数字の組み合わせである状態
2枚のホールカードと1枚のコミュニティカードで構成されたスリーカードは「セット」、1枚のホールカードと2枚のコミュニティカードで構成された場合には「トリップス」と呼ばれることもある |
|
2枚のカードで同じ数字の組み合わせが2組ある状態 | |
2枚のカードで同じ数字の組み合わせが1組ある状態
難易度が低いハンド |
|
特別な組み合わせのない状態
ハイカード同士での勝負では、最も強いカードを持っていた方が勝利 「ノーペア」とも呼ばれている |
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③ 役ができる確率を計算する
続いて、ホールカードとコミュニティカードから作れると想定した役が成立する確率を計算します。
ホールカードが♠5♠8でコミュニティカードが♠7♦5♥8だった場合には、既に5と8でツーペアが成立しています。
より高い役を目指すなら、5と8が出るのを想定してフルハウスを狙うこともできます。
また、作れる役は1つとは限りません。
もしホールカードが♠5♠8でコミュニティカードが♠7♦5♥8だった場合に、ターンとリバーで6と9が出ればストレートが成立します。
もしくは、残りのコミュニティカードが2枚とも♠だった場合にはフラッシュになります。
このように、今後どんな役がどれくらいの確率で成立する可能性があるのかを網羅的に考えて計算しておきましょう。
④ 他プレイヤーの役ができる確率も考える
テキサスホールデムポーカーは対戦相手がプレイヤーなので、どんな役でも他プレイヤーに勝っていなければ意味がありません。
そのため、余力があれば他プレイヤーの役が成立する確率も考えておきましょう。
確認できるカードは少ないですが、場合によっては他プレイヤーの役を予測できることもあります。
上記の画像のような場合には他プレイヤーはストレートを狙う可能性が高いですが、自分が5を2枚持っているため他プレイヤーのストレートが成立する確率は低いと考えられます。
また、自分が♥5を持っていることから他プレイヤーのストレートフラッシュが成立しないことがわかります。
このように、場に出たカードから他プレイヤーの役についてある程度予測できる場合もあります。
余裕があれば自分だけでなく他プレイヤーの役が成立する確率も考えておきましょう。
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⑤ アクションを選択する
役が成立する確率がわかったら次にアクションを決めます。
自分の役が成立する確率や他プレイヤーの役が成立する確率を踏まえて、よく考えてどのアクションを選ぶか決めましょう。
勝てる見込みが薄い場合は早めにフォールドするのも一つの手です。
⑥ ターンで4枚目のコミュニティカードが出たら再度役を考える
テキサスホールデムポーカーでは、ターンで4枚目のコミュニティカードがオープンになります。
この時点でホールカードとコミュニティカードをカウントアウトし直して、もう一度作れる役を考えたり確率を計算したりします。
フロップで画像のようなカードだった場合に、ターンで出たコミュニティカードが5か6であればストレート、♥であればフラッシュが狙えます。
もしくは、2か3のカードであればフルハウスが成立します。
しかし、4枚目のコミュニティカードが上記のいずれでもない場合は、ストレートやフラッシュの可能性は消えます。
⑦勝率を考えながらアクションを選択する
自分が作れる役や他プレイヤーの役など、あらゆる可能性を網羅的に考えてアクションを選択しましょう。
カウンティングの結果を活かしながら、自分の役が成立しやすいかを重視してアクションを決めるのがおすすめです。
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スリーカードポーカーのカウンティングの方法
テキサスホールデムポーカーほど知られてはいませんが、スリーカードポーカーでもカウンティングを活用する方法はあります。
スリーカードポーカーはその名の通り、3枚のカードで勝負するポーカーです。
3枚のみで役を作るシンプルさが人気で、世界的にも有名なポーカーの種類です。
ここではスリーカードポーカーのカウンティングのやり方についてご紹介していきます。
② ディーラーの役の確率を計算する
③ アクションを選択する
① カウントアウトして役を考える
スリーカードポーカーではコミュニティカードは存在しないため、配られた3枚のカードをカウントアウトします。
追加でカードが配られることもなくカードを交換することもできないため、3枚のカードのみで役が成立しているか確認します。
スリーカードポーカーの役の種類は下記の通りで、上から順に強い役になります。
スリーカードポーカーの役 | 概要 |
3枚のカードで数字が連続しスートも揃っている状態
ストレートフラッシュ同士は数字が大きい方が勝利 |
|
3枚のカードが同じ数字の組み合わせである状態
別名「スリーオブアカインド」
|
|
3枚のカードの数字が連続している状態
スートは揃っていなくてもOK |
|
3枚のカードで同じスートが揃った状態
数字は連続していなくてもOK |
|
3枚のカード内で同じ数字の組み合わせが1組ある状態 | |
特別な組み合わせのない状態
ハイカード同士での勝負では最も強いカードを持っていた方が勝利 |
② ディーラーの役の確率を計算する
スリーカードポーカーのカウンティングでは、ディーラーがプレイヤーより強い役を成立させる確率を考えます。
カードは3枚しかありませんが、手札の内容によっては確率に差が出る場合もあります。
また、スリーカードポーカーでは、ディーラーがノットクオリファイの場合はフォールドしてくれます。
ノットクオリファイとは
ディーラーに役がない上にクイーンハイ以上(Q・K・Aが含まれている状態)になっていないこと
ノットクオリファイの場合は、ディーラーに勝負の資格がなかったとしてフォールドしてくれる
③ アクションを選択する
自分やディーラーの役が成立する確率を計算したら、アクションを選択します。
どのアクションが最善かは状況によりますので、カウンティングの結果を活かしながら勝率が高いと思うアクションを選びましょう。
なお、配られる手札を見てカウンティングせずにアクションを選択したり、確率を判断したりする方法もあります。
例えば、フラッシュ以上の役が成立している場合は、勝てる可能性が高いと判断してコールしても良いでしょう。
また、手札に2枚以上Q・K・Aがあれば、計算せずともディーラーがクイーンハイ以上になる確率は低いと判断できます。
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ポーカーでカウンティングするメリット
ここではポーカーでカウンティングするメリットについてご紹介していきます。
✔︎ プレイスタイルはそのまま活かせる
✔︎ 他の攻略法と組み合わせられる
それぞれ詳しく解説していきます。
カウンティングの仕方がわかりやすい
ポーカーでカウンティングをする際のメリットは、他のゲームに比べてシンプルでわかりやすいということです。
カウンティングと言えば、ブラックジャックやバカラをイメージする人が多いかと思います。
ブラックジャックやバカラの場合は、複数のデッキを使用することに加え次のゲームに情報が引き継がれるため、カウンティングがとても複雑になります。
しかし、ポーカーの場合は基本的に1デッキしか使用せずゲームごとにカウンティングを行うため、記憶するカードの量も少なく計算も比較的簡単です。
その分カウンティングの有効性は低くなりますが、やり方がシンプルでわかりやすいということはカウンティングに不慣れな人や初心者にとっては大きなメリットでしょう。
プレイスタイルはそのまま活かせる
ポーカーのカウンティングは、プレイスタイルをそのまま活かせるというメリットもあります。
カウンティングは、ポーカーでどのアクションを選択するか考えるために必要な行為ですので、コールやレイズ、フォールドなど選択するアクション自体はプレイヤーの自由です。
カウンティングによって作れる役や確率を計算した上で、自分のプレイスタイルに合ったアクションを選択しましょう。
また、カウンティングの結果に合わせてどのアクションを選択するかを定型化できると、自分だけの攻略法を作ることができます。
自分に合ったプレイスタイルと自分だけの攻略法でゲームに勝つことができれば、さらにポーカーが楽しくなるのではないでしょうか。
他の攻略法と組み合わせられる
カジノには様々な攻略法がありますが、ポーカーのカウンティングは他の攻略法と組み合わせて使うことも可能です。
例えば、ベットできるポジションでプレイする場合はマーチンゲール法や10パーセント法などが活用できます。
10パーセント法 … 勝敗に関わらず資金の10%をベットし続ける攻略法
ポーカーのカウンティングは基本オープンしたカードをカウントアウトするだけなので、他の攻略法と併用しやすいというメリットがあります。
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ポーカーのカウンティングの注意点
カウンティングはポーカーの勝率を上げるために有効な行為ですが、いくつか注意点もあります。
どんなリスクがあるのか実際にプレイする前にチェックしておきましょう。
✔︎ スートの見間違えに注意
✔︎ マネー管理に気を付ける
✔︎ 必ず勝てるというわけではない
✔︎ カジノでやると出禁になる恐れも
カウンティング習得には時間がかかる
ポーカーのカウンティングは他のゲームと比べるとシンプルですが、それでも記憶力の良さや頭の回転の速さ、ポーカーの知識やある程度の経験値が求められます。
人によって向き不向きもありますし、少し練習した程度で上手くいくほど簡単なものではありません。
カウンティングは、たとえ慣れた上級者の人でも失敗することがあります。
しっかりとカウンティングを習得して使いたいと思うなら、時間をかけて練習する必要があることを理解しておきましょう。
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スートの見間違えに注意
ポーカーのカウンティングはブラックジャックなどと違い、数字だけでなくスートも覚える必要があります。
もしどちらかを間違ってしまうと、役が作れる確率を正しく計算することはできません。
数字を間違える可能性は低いですが、スートを見間違えたせいでカウンティングを失敗してしまった、なんてことは少なくありません。
色が同じであるハートとダイヤ、スペードとクローバーの見間違えにはくれぐれも注意してください。
マネー管理に気を付ける
ポーカーでカウンティングをする際には、資金が枯渇しないようマネー管理には気を付けましょう。
カウンティングを使って勝率が高いとわかったからと言って、レイズやオールインなどを繰り返していては一気に資金が底をついてしまう可能性があります。
カウンティングでわかるのはあくまで確率です。
余程強い役でない限り、勝率が高くても絶対勝てるわけではありませんのでむやみに強気なアクションを選択するのは避けましょう。
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必ず勝てるというわけではない
当たり前のことですが、カウンティングを使ったからといって必ず勝てるというわけではありません。
カウンティングによって作れる役や確率が計算できても、戦略が適していなければ勝率は上がらないでしょう。
また、カウンティングで勝率が高いとわかってもそれはあくまで確率ですので、ロイヤルストレートフラッシュでも成立しない限り絶対勝てるという保証はありません。
重要なのは、カウンティングを使うと同時に状況に応じた戦略や判断ができるかということです。
特にプレイヤーの数が変動しやすいテキサスホールデムポーカーでは、状況が変わりやすく判断も難しくなります。
カウンティングの結果を過信しすぎず、場に応じた戦略と適切なアクションを選択しましょう。
カジノでやると出禁になる恐れも
冒頭でもお話しましたが、カウンティングは現在ほとんどのカジノで禁止されています。
そのため、習得できたとしても本場のカジノでは使用できないことを覚えておきましょう。
万が一、カジノでカウンティングを使っていることがバレた場合は、出禁になってしまう恐れもあります。
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ポーカーでカウンティングする際のコツ
ポーカーでカウンティングを使う際にはいくつかコツがあります。
コツを抑えて上手くカウンティングを活用していきましょう。
✔︎ カウンティングはポーカーの種類に合わせて活かす
✔︎ プレイスタイルを決めておく
✔︎ ベーシックストラテジーを使う
✔︎ ツールを利用する
それぞれ詳しく解説していきます。
練習してカウンティングに慣れておく
繰り返しになりますが、カウンティングは習得に時間がかかりますし上級者でも失敗することがあります。
ミスを減らすためには地道に練習を積み重ねることが一番です。
練習しながらカードを覚えることや計算することに慣れておき、ゲーム中に戦略やアクションの選択など他のことを考えられる頭の余裕を作っておきましょう。
意識しなくてもできるようになれば、周囲にカウンティングがバレる可能性も低くなるでしょう。
カウンティングはポーカーの種類に合わせて活かす
テキサスホールデムポーカーやスリーカードポーカーなど、ポーカーにはたくさんの種類があります。
基本的にポーカーは種類ごとにルールが異なり、同じようなゲームでもカジノごとに細かな違いが見つかることもあります。
カウンティングを使う際にはポーカーの種類に合わせて結果を活かすことが大切です。
同じポーカーでもルールが変わればもちろん戦略も変わりますので、慣れるまでは一つの種類でカウンティングを練習し続けましょう。
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プレイスタイルを決めておく
ポーカーでカウンティングする時には、前もってプレイスタイルを決めておきましょう。
プレイスタイルを決めておくことで、カウンティングの結果からのアクションを考えやすくなります。
また、プレイスタイルを変える時には同時に戦略も変えなければいけないこともありますが、同じプレイスタイルを続ければ同じ戦略で勝ち続けることもできるでしょう。
多数のハンドでルースにプレイするのか、強いハンドのみでタイトにプレイするのかなど、プレイスタイルの好みは人それぞれです。
ポーカーでカウンティングする時には、あらかじめどんなプレイスタイルでゲームに参加するかよく考えておきましょう。
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ベーシックストラテジーを使う
ベーシックストラテジーはカウンティング同様に、ブラックジャックでよく使われる用語です。
そのゲームにおける定石をまとめた基本戦略のことで、ポーカーにもベーシックストラテジーが存在します。
以下はテキサスホールデムポーカーのベーシックストラテジーです。
役名 | カード | アクション | E | M | L | B |
ハイペア | AA・KK・QQ | フォールド | R | |||
コール | R | |||||
レイズ | R | |||||
ミドルペア | JJ・TT | フォールド | R | |||
コール | R | |||||
レイズ | C20 | |||||
ローペア |
99 ~ 22 |
フォールド | F | C | R | C |
コール | F | C | ||||
レイズ | C20 |
|||||
エースハイキッカー |
AK |
フォールド | R | |||
コール | R | |||||
レイズ | R | |||||
エースハイトゥーミドルキッカー |
AQ・AJ・AT |
フォールド | F | R | ||
コール | F | R | C | |||
レイズ | F | |||||
エーススモールスーテッド |
A9s ~ A2s |
フォールド | F | R | ||
コール | F | C | ||||
レイズ | F | |||||
スーテッドフェイスカード |
KQs・KJs・KTs
QJs・QTs・JTs |
フォールド | F | R | ||
コール | F | C | ||||
レイズ | F |
|||||
フェイスカードオフスート |
KQo・KJo・KTo
QJo・QTo・JTo |
フォールド | F | R | ||
コール | F | C | ||||
レイズ | F | |||||
スーテッドコネクター |
T9s ~ 54s |
フォールド | F | R | F | |
コール | F | C | ||||
レイズ | F |
「E」はアーリーポジション・「M」はミドルポジション・「L」はレイトポジション・「B」はブラインドのことで、「F」はフォールド・「C」はコール・「R」はレイズです。
ベーシックストラテジーは主にテキサスホールデムポーカーやカジノホールデムポーカーで確立されており、一般的なルールであれば、ベーシックストラテジーに基づいてアクションを決めるだけでも勝率を上げることができます。
ただし、ベーシックストラテジーはあくまで定石に過ぎません。
必ずこのアクションを選択しなければいけないということではなく、むしろベーシックストラテジー通りにプレイすると相手に読まれやすくなります。
ですので参考程度にするのがベストですが、もしカウンティングを使いながら戦略の基礎を身に付けたい時などは、ベーシックストラテジーから始めてみると良いでしょう。
ツールを利用する
ポーカーはゲーム毎にカウンティングが必要になり、さらにテキサスホールデムポーカーではフロップとターンでオープンになるカードが変わるため、ゲーム中2回は確率を計算する必要があります。
その都度計算するのが大変な方にはツールの利用がおすすめです。
ツールを利用すればハンドとコミュニティカードの情報を入力するだけで、どんな役がどれくらいの確率で成立するかが簡単にわかります。
ツールを利用すれば自分で計算する必要がなくなるので、戦略を考えるのに集中できるという利点もあります。
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カウンティングが使えるカードゲーム
特にブラックジャックのカウンティングの有効性は広く知られているよ!
それでは最後に、カウンティングが使えるゲームについてご紹介します。
ブラックジャック
ブラックジャックは21(twenty one)とも呼ばれており、簡単に言うとカードの合計を21点に近付けるゲームです。
ブラックジャックはカウンティングが最も有効だと言われています。
ポーカーと違い複数のデッキを使用することに加え、次のゲームに情報が引き継がれるため、ブラックジャックのカウンティングはとても複雑です。
ブラックジャックのカウンティングでは数字やスート毎にカウントアップして、デッキ数を考えながら何のカードがどれくらい残っているか予測していきます。
全てのカードを暗記するのは難しいため、「ハイローシステム」などの計算しやすくする方法があります。
バカラ
バカラは「カジノの王様」とも言われるゲームで、基本はカードの合計数字の一桁が「9」に近い人が勝ちというシンプルなルールです。
一般的にバカラのカウンティングはすべてのカードを把握するという方法です。
バカラでは通常6~8デッキのカードを使用して、ブラックジャックと同じく次のゲームに情報が引き継がれます。
そのためカウンティングには、相当な記憶力と頭の回転の早さが必要になります。
しかし、バカラにも独自のカウント方法やコツがありますので、それらを抑えておけばカウンティングの難易度は少し下がるでしょう。
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ポーカーのカウンティングまとめ
ポーカーでカウンティングする方法やコツ、注意点などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
ポーカーのカウンティングは場に出たカードを全て覚えておき、残りを数えて次にどのカードがめくれる確率が高いのか、どんな役がつくれるのかなどを予想するのに使える戦略です。
他のゲームに比べると有効性は低いですが、シンプルでわかりやすいというメリットもあります。
カウンティングの習得には時間がかかりますので、地道に練習を繰り返してマスターしていきましょう。
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