ナッツとは、現時点で考えられる最強の役のことです。
例えば、ハンド2枚だけでプレイするプリフロップではAAがナッツとなります。
フロップが開いてK♥T♣2♠の場合のナッツはKKを持っている時の「Kの3カード」になります。同じ使われ方でTTを持っている時はセカンドナッツ(2番目に最強)になります。
ターンが開いてK♥T♣2♠Q♥の場合のナッツはAJを持っている時の「ストレート」になります。セカンドナッツはJ9を持っている時のストレートです。
リバーが開いてK♥T♣2♠Q♥2♥の場合のナッツはA♥と何かの♥を持っている時の「フラッシュ」ではありません!(笑)
22を持っている時の「4カード(クワッズ)」になります。セカンドナッツはKKを持っている時の「フルハウス」になります。
また、ポーカーをプレイする際に意識するべきことの1つに『ナッツアドバンテージ』というものがあります。
これはプリフロップのハンドレンジを元にどちらの方がナッツ級に強い役を完成させている可能性があるかといことです。
例えば、BU(ボタンという有利なポジション)のプレイヤーAがレイズをし、BB(ビックブラインド)のプレイヤーCが3bet(レイズに更にレイズを返すこと)してBUがコールした状況とします。
ボードは742r(rはレインボーの意味で同じマークがボードに出ておらず、フラッシュドロー(後1枚でフラッシュが完成する状態)がないボード)。
今回のナッツ級は77,44,22を持っている時の3カードとします。
ではこれを持っている可能性が高いのはプレイヤーAなのかCなのかどちらでしょうか?
言うまでもなくプレイヤーAでしょう。
理由としてはBB側が77,44,22で3betしている可能性は少ないが、BU側が77,44,22でレイズをしてBBの3betに先述のハンドでコールしている可能性は非常に高いからです。
細かくはこの記事では書きませんが、そういったナッツアドバンテージを利用してブラフベットもしていきます。
まとめ
- ナッツはサイタマ(ワンパンマンという漫画の主人公)みたいな存在。いわゆる最強。
- どちらの方がナッツ級を多く持ってそうかなと考えながらプレイすることが大事。