ポーカーのアクションでチェックというものがります。チェックとは掛け金を出さずに様子見をするアクションです。
例えばノーリミットテキサスホールデムでスモールブラインドとビックブラインドが$1-$3のテーブルだとします。
BU(ボタンという一番有利なポジション)のプレイヤーAが$10にレイズをしてBB(ビックブラインド)のプレイヤーCがコールをして次のフロップへ進むとします。
ボードがA♣T♣T♦です。最初のアクションはBBです。選択できるアクションはチェックかベットです。
このボードの場合、Aなどのカードはプリフロップ(ハンド2枚だけのターン)でレイズをしたBU側に有利であるためBB側はチェックして様子見することが推奨されます。
戦術的な話になりますがBU側もチェックをする場合があります。
例えばHJ(真ん中あたりのポジション)のレイズに対してBUが3bet(レイズに対して更にレイズ)しHJがコール。
ボードが9♦8♦7❤でHJは様子見のチェックをしたとします。
理由としては、この987というカードはHJ側がセット(3カード)になっていたりストーレートになっていたりする可能性がBU側よりもあります。
すなわち、3betをして2枚のハンドが強いぞと主張したBU側は絡んでない可能性がHJ側より高いのです。
そんな場合に毎回AA持っているときはベット、AKを持っているときはチェックとしてしまうと相手からどう思われるでしょうか?
「あいつ絡んでなかったら毎回チェックしてるぞ」とバレてしまします。
だからこそ、そうバレないためにAAをチェックする場合とベットする場合に分けます。
この戦略をGTO(Game Theory Optimal)と言います。詳しくはまた別の記事で書く予定です。
まとめ
- チェックとは掛け金を出さずに様子見をするアクション
- 弱い時だけでなく強い時にもチェックを混ぜないとハンドがバレてしまう